カテゴリ:パレスチナ( 8 )

<Ocupated ghost town>Hebron, Westbank, Palestine

c0128548_6202311.jpg
ヘブロンという歴史的な重要な街に行ってきました。

この街にはユダヤ教・キリスト教・イスラム教の祖であるアブラハムと息子のイサクの墓があります。
旧約聖書によれば、この地はアブラハムがエジプトから逃れ、銀400シェケルで初めて手に入れた土地であるとされてます。
この墓所のあるマクペラの洞穴は、ユダヤ教だけでなくイスラム教でも聖所です。
パレスチナの自治区内にありながらも、ユダヤ人にとってもこの地を独占したい訳です。
宗教・民族対立における惨劇の舞台でもあり、緊張した気持ちで訪れました。

今日は砂嵐が吹き荒れものすごく寒い日でした。
しばらくすると土砂降りの雨が激しい雹になって私たちをたたきつけました。
この道の先には、世界遺産に匹敵するアブラハムモスクがあるというのに、
観光客の姿もなく、お土産店は扉を閉め、完全なるゴーストタウンの様相でした。

この写真を撮った場所は、唯一営業を許されているお土産店からアブラハムモスクに向かう道です。
人がほとんど来ることがない場所を訪れた私たちがずぶ濡れでぶるぶる震えていたので、
お店のご主人が温かいアラビアンコーヒーでもてなしてくださり、暖をとらせてくれました。

c0128548_6583823.jpg
パレスチナ西岸地区にあるヘブロンは、イスラエル軍に占領され、絶えず緊張に包まれています。
この街ではあらゆることを封鎖され、街の中心を通る道の通行を制限され、
商業施設も立ち行かず、商店は扉を硬く閉めていました。
車を持つこともできないので、人々は大荷物を持って歩かなければなりません。
街にはいくつもの検問所が設けられ、2個の回転扉を通ります。
通過するたびにイスラエル兵士の厳しい視線を耐えなくてはなりません。

このチェックポイントのすぐ先には、アブラハムのお墓のあるモスクがあります。
要するに、パレスチナ人がお祈りをするためにアブラハムモスクに行くには、
このチェックポイントを通らなければたどり着けないのです。

チェックポイントを通過する事は、日本人の私にはあっけにとられるほど一瞬の出来事ですが、
パレスチナ人にとっては何時間も待たされたり、時にイスラエル兵のご機嫌の度合いで別室に連れて行かれたり、
裸にされて右を向いたりして辱めを受けたりすることも多々あるそうです。
パレスチナ人にとっては毎日味わわなければならない緊張と恐怖です。
c0128548_6212177.jpg
ヘブロンの住民は車を持つことも許されないので、手や首に荷物をくくりつけて、持てる限りの物をこうして運んでいました。
カメラを向けると、この男性は嬉しそうに笑ってくれました。
このとき、ものすごい激しい雨が降っていたので、彼はもちろんずぶ濡れ。
その姿を見た私たちの仲間が彼に傘を傾け、近くまで傘に入れてあげようとした瞬間、
凍りつくような出来事が起こりました。
c0128548_721487.jpg

小屋の中にいたイスラエル軍の兵士たちが出てきて、
パレスチナ人の男性に向かって「何をしているんだ!」と呼びとめ、銃を突きつけたのです。
私が彼の写真を撮り、私の仲間が傘に入れてあげたばっかりにとんでもないとばっちりを受けてしまいました。
私自身、声にならない声を挙げ、目の前で逮捕されるのかもしれない!!と恐怖に震えました。


「パレスチナ人」に日々行われている嫌がらせは、私たち日本人の目には異常としか思えません。
良かれと思ってした親切が、こんな仇を受けるとは。。。
押し問答の末に釈放されましたが、些細なことで理由をつけて拘留されたり逮捕されている現実があります。
一度捕らえられてしまったら、どこの刑務所にいるのか探すことは不可能だそうです。
今日見た光景は、まさに信じられない光景でした。

[PR]
by dianas7 | 2012-03-01 06:35 | パレスチナ | Comments(4)

check point

c0128548_1333557.jpg
エルサレムから8km南に下がるベツレヘムの町にやってきました。
検問所のcheck pointのこちら側はパレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区。
イスラエルがある日突然「安全」のために作った高い壁に阻まれています。

われわれは日本のパスポートを見せるだけでスルーパスできるけれど、
パレスチナ側から出ようとするパレスチナ人が何時間も待たされて何百人も行列していました。
彼らの苦しみを目の当たりにした瞬間でした。

パレスチナ人の友達は、この壁に阻まれたベツレヘムを「青空刑務所」だと言っていました。
許可がなかなか下りず、ベツレヘムから出られない人がたくさんいます。
昨夜一緒に食事をした方(キリスト教徒)は、エルサレムにクリスマスとイースターに行きたくても、
一度も行ったことがないそうです。
なぜならば、許可証が降りないからです。

「なぜ???」
「家族の一人が殺されたので、報復のためにテロを起こす危険があると見られているから。」だと。
犯罪を犯すような激しさのない普通の人間。普通の人間を犯罪者のごとく仕立て上げるのです。
愛する家族を何の理由もなく至近距離で銃で撃たれ、今も忘れることなく悲しみの中にいます。

「壁がなかったら何をしたい???」と語りかけたら、
「自由に、自由に、自由に、いろんな場所に行き、大切な人にあって、面白いものを見て、
楽しい時間をすごしたい!」と言っていました。

私たち日本人にとっては当たり前のことも、ここに住む人にとっては憧れと夢。
その解決法を見つけることは、果てしなく難しく何もできない自分に絶望を感じそうになるけれど、
今日も出会う人に耳を傾け、彼らの苦しみに寄り添うことができたら・・・と思っています。

話したいこと、伝えたいこと。たくさんあります。
少しづつ写真と共に発信していきますね。

これから生誕教会の洞窟のミサに行ってきます。
この洞窟はキリストが生まれた場所です。紛争の地で生きる人のために祈ります。

[PR]
by dianas7 | 2012-02-29 13:44 | パレスチナ | Comments(4)

中東の旅へ

c0128548_9384280.jpg
人生二度目のイスラエルとパレスチナの旅に出発します。
今度も大学生12人と共に出掛けます。
イスラエルとパさレスチナの若者達と合流して、平和のための対話の旅を行う予定です。

紛争の地である現地で、
分離の壁で苦しむ人々や貧しい子供の施設を訪問したり、学生たちにはイスラエルとパレスチナそれぞれの家庭でホームステイをさせます。

どんな出逢いがあるのか、去年出会った仲間達との再会もとても楽しみです!

激動の中東を肌で感じながら、沢山写真を撮ってきます。

では行ってきます!
[PR]
by dianas7 | 2012-02-23 09:37 | パレスチナ | Comments(8)

Merry Christmas!!2011

c0128548_133313100.jpg
今日 ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。

「いと高きところには栄光、神にあれ 
地には平和、御心に適う人にあれ。」



続きを読む・・・
[PR]
by dianas7 | 2011-12-24 13:24 | パレスチナ | Comments(16)

ベツレヘム 聖誕教会

c0128548_0594128.jpg
クリスマスまであと一日。世界中の多くの人が待ちわびるクリスマス。

クリスマスの物語が生まれ、キリストが誕生した町ベツレヘム。
この夜景はヨルダン川西岸地区のベツレヘムの満月の夜。
写真右端には「聖誕教会」の塔が眺められ、ベツレヘムの谷を一望できました。

 

続きを読む・・・
[PR]
by dianas7 | 2011-12-23 05:30 | パレスチナ | Comments(2)

アラビックなお店

c0128548_1401246.jpg
ベツレヘムのおみやげ屋さんの軒先にて。
前回まで濃厚なユダヤ文化をご紹介したので、今回はアラビックな世界をご覧くださいな。
こうやって頭にかぶるスカーフが売られてます。

記念に買っておけばよかった・・・
アラブ巻きしてみると、意外な利点もありました!
砂漠地帯に行ったときに、頭をスカーフでぐるっと巻いてみたら、
風で砂が巻き上がるときに、髪の毛がばさばさにならなくていがいといいんです!
強烈な日差しから肌を守れるしね。

布を巻く人それぞれこだわりがあるみたいで、十人十色です。

[PR]
by dianas7 | 2011-06-18 01:39 | パレスチナ | Comments(10)

ベツレヘムの無垢な瞳

c0128548_20382592.jpg

ベツレヘムの街角で出会ったパレスチナ人の男の子です。

c0128548_22384038.gif

「分離の壁」に囲まれて不自由な生活を強いられているパレスチナ人。
祖先から受け継いだ土地を奪い取られ、住む場所を追われ、
自由に移動する権利を剥奪され、職を失う人が沢山いました。
どんなに虐げられても、じっと堪え忍び、激しい紛争の舞台となった場所で生きる彼ら。

イスラエル軍が駐留しているチェックポイントを通過し、
緊張して足を踏み入れたベツレヘム。
今まで体験したことがない緊迫したエリアで、両親の深い愛情に包まれた小さな男の子に出会えました。

[PR]
by dianas7 | 2011-06-14 20:37 | パレスチナ | Comments(6)

DEAD SEA

c0128548_21545272.jpg
ユダヤとイスラムの文化が色濃く混ざり合う不思議な国、イスラエルを旅してきました。
鬱陶しい梅雨空の毎日なので、からっとする空をお届けしますね。

c0128548_017241.gif
ここは死海のほとり。エルサレムから車で約1時間半も走るとこんな雄大な景色が広がります。
死海の向こう側に広がるのはヨルダンの山々です。
海抜マイナス418mの湖面に鏡のように広がる真っ白の雲。
本当にきれいで見とれながらシャッターを夢中で押しました。

ふつうの海水の塩分濃度が約3%であるのに対し、死海の湖水は約30%の塩分濃度です。
人間が死海に入るとぷかぷかと浮いてしまうので、もちろん魚類の生息は確認されていません。

太陽がじりじりと焼き尽くすような厳しい環境にありながら、
言葉にならない美しさがあります。

[PR]
by dianas7 | 2011-06-13 21:55 | パレスチナ | Comments(18)