嘆きの壁

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エルサレムの旧市街はまるで迷路みたい。
細い道を何度も角を曲がり、まるで迷宮のよう。
世界各国から集まる人々でごった返し、迷子にならないようにしながらようやく「嘆きの壁」へ。
金色に輝く「岩のドーム」が夕陽に照らされ、神々しい美しさを放っていました。

「嘆きの壁」はヘロデ大王時代のエルサレム神殿の外壁の一部です。
神殿はユダヤ教で最も神聖な建物でした。




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この日は金曜日でイスラエル軍に従軍している若者達は一時帰宅の日。
家に帰る前にユダヤ教の聖地である「嘆きの壁」に祈りを捧げにきているようです。

イスラエル人は18歳で高校を卒業すると、男子は3年間、女子は2年間の兵役につくことになっています。
軍服を着込み、集団で銃をぶら下げているのを見慣れないので、一瞬ぎょっとしました。
しかし、しばらく彼らを観察していると、仲間同士で楽しそうにお喋りし、はしゃぎ声まで聞こえてきます。
彼らに向かってカメラを向けると、日本にいる若者と大して変わらないのです。
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嘆きの壁は女性と男性に分かれていて、男性のエリアには入れません。
しかし、男性と女性のエリアの中央のしきりのところに、椅子が置いてありしきりの向こう側をのぞけます。
真っ黒の毛皮の帽子をかぶり、真っ黒のロングのコートをきっちりと身にまとい、
ヘアースタイルはご存じの通りもみあげをくるくるとカーリング。
正統派の敬虔なユダヤ教徒は壁の目の前で頭を何度も何度も振りながら祈ってました。

あまり長いこと向こう側をのぞいていると怒られます。
数枚写真を撮って、女性側の壁へ。
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破壊された神殿の西の壁は石が積み上げられ、石と石の間には信者達の祈りの言葉が挟み込まれています。
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熱心に祈る人々がここにはいました。

嘆きの壁を訪れたのは、ちょうど震災から10日後の事でした。
未曾有宇の震災で被害に遭い、大切な家族を失った人々、家を失いさまよう人々、
余震の恐怖と見えない放射能の恐怖に怯え、将来の希望がもてなくなってしまった被災地の方が
再び復興へ導かれることを祈らずにはいられませんでした。

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by dianas7 | 2011-06-15 23:00 | イスラエル | Comments(8)
Commented by hale-pua at 2011-06-16 11:58
とても不思議な神秘的な空間。

『嘆きの壁』のタイトルすぐ下の、最初の写真。

悲しみ嘆く心をなぐさめてくれるパワーを感じます。

美しい大きな瞳の坊や。

かつてはすべての大人にあった無垢な心が、

すべての人の心のベースに遺伝子の中に残っているのは確か。

差し伸べている手に向かって、差し伸ばして届こうとする手。

イスラエルに思いをはせる時間を、ありがとう。
そのことで、癒されてます♪
Commented at 2011-06-16 13:32 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Saori at 2011-06-16 17:41 x
嘆きの壁って聞いたことがあったけれど、どんなところだか全然知らなかったのでこの写真でなるほど、、、と初めて分かりました。
イスラエルっていう国の名前は知っていてもその実一体どんなところなのか、、、?
イスラエルから来た人に何人か以前会った事はあるのだけれど、あまり彼らの口からお国の話を聞くことはありませんでした。
dianasちゃんのお話でもっと色々詳しく教えてもらえると嬉しいです^^
Commented by dianas7 at 2011-06-16 23:21
☆hale-puaさん

嘆きの壁に到達したとき、強烈なパワーを感じましたよ。
ここに足を運ぶ人が持つ悲しみ、嘆き、祈りを壁にぶつけ、
声なき声を求めているかのようでした。

確かにすべての大人にも子供時代があり、無垢な時代を過ごしてきたのですよね。
宗教の名の下に若者が自爆テロを引き起こしたり、無惨な事件が沢山ある聖地。
お互いの民族が宗教の壁を越えて、互いに手を携える日が来ることを祈るばかりです。

矛盾することばかりの世の中だけど、少しでも佳い方向にいくことを祈りましょう!
Commented by dianas7 at 2011-06-16 23:22

☆鍵コメさん at 2011-06-16 13:32

自分に正直に、心の中の声に耳を傾けてね。
大丈夫!!
Commented by dianas7 at 2011-06-16 23:28
☆ Saoriちゃん

私も実際に訪れるまで、どんな感じなのかよく解ってなかったよ。
男女に分かれて壁に向かうんだけど、一枚の大きな壁の真ん中のあたりに
仕切りがあって、それぞれ違う入り口?みたいなところから入っていくんだよ。
私の感じたもの、見たものを徐々に綴っていくね。

ちょっと堅い内容だったから、コメント少なめだね。
今日のエントリーは軽めにしたよ。(笑)

まじでね。スーパーオーソドックスは不思議の国の人みたいだよ。

Commented by BelgianWaffle at 2011-06-17 22:04
すごいですね・・・全くの異世界ですね。
この地方は行ったことがないので、建物や文化の違いに、ほーっと見とれてしまいます。

男性側を長いこと覗いていると怒られるって・・・少しならOKなのも変ですね。
完全には仕切れないからなんでしょうか・・・

この国のオカマちゃんとかはどうするんでしょう?
Commented by dianas7 at 2011-06-18 01:07
☆ BelgianWaffle さん

今まで訪れた国のどこにもない独特な世界でした。
ちょっと車を走らせるとどんどん景色と文化圏が変わっていくから
ほんとに不思議なところでしたよ。

ウルトラオーソドックスの男性の服装は目立ちますからね~
男性陣のエリアから女性たちを覗かれる、ってのはないんですよ。
一方的に女性が男性を覗くことができるのは面白いです。

お釜ちゃんね・・・
帽子かぶってたら男のエリアでしょ。
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