ご復活祭、おめでとうございます。
主イエズス・キリストの復活を記念し、復活のろうそくがともされました。
たとえ小さくほのかでも、燃えている。そして燃え続ければいい。
いつの日か、永遠の光の中に燃え尽きるまで。
新緑が芽吹く季節に、神秘にあずかりご復活を祝える喜び。
新しい命のはじまり。
復活したキリストの聖体をいただき、新しく生きることが出来るのです。
家庭からバスケットを持ち寄って、聖堂の片隅のテーブルに置いておくのがポーランド流。
バスケットの中には、新しい命が生まれるシンボルとして、たまご、塩、ソーセージ、パン、そしてお花が飾られています。
真っ赤に染められているのは、たまねぎの皮をじっくりと煮出して染めたたまごです。
今年は私も初めてトライしてみました。
色を塗った卵は、ポーランド語でPianki(ピサンキ)といい、素敵な伝統的な卵の絵柄がいっぱいあります。
バスケットを一つ一つのぞき込んでみると、家庭の好みや風習が感じられて面白いのです。
たまご、無造作に入ったパン、そして桜が入っているのが日本的(^^)
子ども達もバスケットの中身が気になり、ミサの途中にテーブルに集まる姿がちらほら。
ミサの最後には、聖水で神父様に祝福していただき、バスケットを各家庭に持ち帰り、
神様の祝福を家族と分け合うのは、なんて素敵な習慣なんでしょう。
私も今回は初めてバスケットを持参し、仲間入りさせてもらいました。
ポーランドから来日中のFr.Zygmuntと12月に生まれたLulu。
子煩悩な神父様は目を細めてあやしていました。
プロのモデルのお二人。二人とも業界では大活躍です!
父親は右のお方。
ベビーも生後2ヶ月で既にモデルデビューしています!
にわとりのバスケットに入れて持ち寄った卵を、今日知り合ったポーランド人に交換してもらいました。
持ち寄ったバスケットに、このようなデザインが多くみられました。
聖母マリアのイメージにつながる百合の絵柄なのかな?
パーティーでも振る舞われたのは、żurek(ジュレク)というスープで、
ゆで卵がそのまま入ったちょびっと酸味があるスープでした。
初めてのお味でしたが、ポーランド人の友人はご復活の時にだけ食べるスープで、持ち帰った卵を使って作るのだとか。
東京・四谷にある聖イグナチオ教会には、月に一度ポーランドミサがあり、
信仰心の深いポーランド人は、母国語での祈りの時間をとても大切にしています。
日本在住の人だけではなく、旅行中の人も立ち寄ります。
日本育ちの子ども達もいっぱい。子だくさんの家族が多く、若い人も多い活気溢れています。